はじめに
近年、日本を訪れる外国人観光客の増加に伴い、民泊を利用するゲストも急増しています。
しかし、文化や習慣の違いから、ゴミの分別・設備の使い方・備品の扱いなどでトラブルが起こるケースも少なくありません。
この記事では、民泊運営者が知っておくと便利なトラブル対応・防止のための英語表現を紹介します。
英語が苦手でも、基本的なフレーズを用意しておくだけで、スムーズにやりとりができるようになります。
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ゴミの分別ルール
外国人にとって、日本のゴミ分別は非常に複雑に感じられます。英語で簡潔に伝えることが大切です。
- Please separate your garbage into burnable, non-burnable, and recyclable items.
ゴミは「可燃」「不燃」「リサイクル」に分けてください。 - Bottles, cans, and plastic bottles should be placed in the recycling bin.
瓶・缶・ペットボトルはリサイクル用の箱に入れてください。 - Garbage collection is on Monday and Thursday mornings. Please leave bags outside by 8 a.m.
ゴミの回収は月曜と木曜の朝です。朝8時までに外に出してください。
備品の破損・持ち帰りについて
滞在中の備品破損や持ち帰りは、意図的でなくても起こることがあります。冷静かつ丁寧に伝えましょう。
- If you break or damage any items, please let us know immediately.
何か壊れた場合は、すぐにお知らせください。 - Please do not take towels, hair dryers, or other amenities home.
タオルやドライヤーなどの備品はお持ち帰りにならないでください。 - We appreciate your understanding and cooperation in keeping the room in good condition.
お部屋を良い状態に保つためのご協力に感謝いたします。 - In case of damage or loss, you may be asked to cover the replacement cost.
破損・紛失の場合は、修理・交換費用をご負担いただくことがあります。
「Please」「We appreciate your understanding」などの丁寧な言い回しを使うと、印象が柔らかくなります。
設備利用の誤解について
エアコンや洗濯機、温水洗浄便座など、日本特有の設備は外国人にとって使い方が分かりづらいことがあります。
- Please turn off the air conditioner when you go out.
外出時はエアコンの電源を切ってください。 - Do not flush anything other than toilet paper.
トイレットペーパー以外のものを流さないでください。 - Please do not put detergent directly into the washing machine drum. Use the detergent drawer instead.
洗剤は直接ドラムに入れず、洗剤投入口を使用してください。 - Hot water takes a few minutes to come out. Please wait patiently.
お湯が出るまで少し時間がかかりますので、お待ちください。
写真やイラスト付きのマニュアルを部屋に置くと、誤使用を防ぐ効果があります。
トラブル防止のためのルール掲示
ゲストがチェックインした時点で理解できるよう、多言語表示(英語+日本語)のルール掲示を用意しておくと安心です。
参考表示例(掲示用英文)
- Please take off your shoes inside the room.
室内では靴を脱いでください - Smoking is not allowed inside the building.
館内は禁煙です - Please keep the noise down after 10 p.m.
夜10時以降はお静かに - Please separate garbage according to local rules.
地域のルールに従いゴミを分別してください - Contact us if you have any problems or questions.
何かあればご連絡ください
ルールを掲示する際は、ピクトグラム(絵文字)を使うとより理解されやすくなります。
まとめ
民泊では、文化や生活習慣の違いから思わぬトラブルが起こることがあります。
しかし、英語で丁寧に説明・掲示するだけで誤解は防げます。
また、困ったときに使える定型文を準備しておくことで、スムーズな対応が可能になります。
英語が苦手でも、「伝える努力」と「わかりやすいルール掲示」があれば、ゲストとの信頼関係を築くことができます。




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