はじめに
医療現場では、外国人患者とのコミュニケーションが求められる場面が増えています。
特に診察時には、症状の聞き取りや検査の説明、診断結果の伝達など、正確で丁寧な英語表現が不可欠です。
この記事では、診察時に使える英語表現を「診察のはじめ」「症状の確認」「検査・診断」「アドバイス」の4つの場面に分けて紹介します。
医師、看護師、医療通訳、医療事務など、医療に関わる方にとって実践的な語彙力を高める内容です。
(この記事には広告リンクが含まれています)
診察のはじめに使う表現
診察の冒頭では、患者の来院理由や既往歴を確認するための表現が使われます。
- What brings you in today?
今日はどうされましたか? - How can I help you?
どのような症状ですか? - Have you experienced this before?
以前にも同じ症状がありましたか? - When did the symptoms start?
症状はいつからですか? - Is the pain constant or does it come and go?
痛みはずっと続いていますか?それとも断続的ですか?
これらの表現は、患者の主訴を把握するための基本フレーズです。
症状を尋ねる表現
症状の詳細を確認する際には、具体的な部位や感覚に関する質問が必要です。
- Do you have a fever / cough / sore throat?
熱/咳/喉の痛みはありますか? - Are you experiencing any nausea or vomiting?
吐き気や嘔吐はありますか? - Do you feel dizzy or lightheaded?
めまいやふらつきはありますか? - Have you noticed any swelling or redness?
腫れや赤みはありますか? - Can you rate your pain on a scale of 1 to 10?
痛みを1から10で評価するとどのくらいですか?
これらの質問は、症状の程度や範囲を把握するために役立ちます。
検査・診断に関する表現
診察の中で検査や診断を行う際には、患者に対して丁寧な説明が必要です。
- I’d like to run some tests.
いくつか検査をしたいと思います - We’ll take a blood sample.
血液検査を行います - You may need an X-ray / ultrasound / CT scan.
レントゲン/超音波/CT検査が必要かもしれません - I’ll check your blood pressure / temperature.
血圧/体温を測ります - Let me listen to your chest.
胸の音を聞かせてください
これらの表現は、検査の内容や目的を患者に伝える際に使われます。
診察のまとめ・アドバイス
診察の最後には、診断結果の説明や今後の対応についてのアドバイスを行います。
- It looks like you have a cold / the flu.
風邪/インフルエンザのようです - I’m going to prescribe you some medication.
薬を処方します - Please rest and drink plenty of fluids.
よく休んで水分をたくさん摂ってください - Come back if your symptoms get worse.
症状が悪化したらまた来てください - Do you have any questions?
何か質問はありますか?
これらのフレーズは、患者の安心感を高め、適切なフォローアップにつながります。
まとめ
診察時の英語表現は、患者との信頼関係を築き、正確な医療を提供するために不可欠です。
症状の確認、検査の説明、診断結果の伝達など、場面ごとに適切なフレーズを使い分けることで、外国人患者とのコミュニケーションが格段にスムーズになります。
今後は、これらの表現をロールプレイや実際の症例で練習し、現場で自然に使えるようにしていきましょう。






コメント