英語のつなぎ言葉を使う!|TOEICに役立つ接続表現の使い方と例

TOEIC

英語を使って話したり書いたりする際、「文章の流れを自然につなぐ力」はとても重要です。特に、TOEICや英検などの試験では、文と文の関係を示す“つなぎ言葉(接続表現)”が頻出します。

たとえば、文を論理的につなぐ「so」や「therefore」は、理由と結果の関係を明確にする働きがあります。一方で、「however」や「but」は、対比を示して文の意味を引き締める役割を果たします。

このような英語の「つなぎ言葉」を理解し、適切に使い分けられるようになると、英文の読解力・ライティング力の両方が一段と向上します。

今回は、TOEICなどでもよく出題される代表的なつなぎ言葉を、グループごとにわかりやすく紹介します。

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つなぎ言葉の代表例

順接(so / therefore / hence)

😊「順接」は、原因や理由から結果を導くときに使います。

🟨so:「だから」
 例)He was tired, so he went to bed early.
 (彼は疲れていたので、早く寝た。)

🟨therefore:「したがって」
 例)The shop was closed, therefore we went to another one.
 (その店は閉まっていた。したがって別の店に行った。)

🟨hence:「それゆえに」ややフォーマルな表現。
 例)She didn’t study; hence, she failed the exam.
 (彼女は勉強しなかった。それゆえに試験に落ちた。)

逆説(still / but / yet / however / nonetheless / notwithstanding)

😊「逆説」は、前の文と反対の内容をつなぐときに使います。

🟨but / yet / however:「しかし」
 例)She studied hard; however, she didn’t pass.
   彼女は一生懸命勉強した。しかし合格できなかった。

🟨still:「それでもなお」
 例)It was raining; still, they went hiking.
   雨が降っていたが、それでも彼らはハイキングに出かけた。

🟨nonetheless / notwithstanding:「それにもかかわらず」フォーマルで書き言葉向き。
 例)The plan was risky; nonetheless, they tried it.
   その計画は危険だったが、それにもかかわらず彼らはそれでも実行してみた。

逆説表現は、意外性やコントラストを出すのに効果的です。エッセイやスピーキングでも重宝します。

付加(besides / moreover / furthermore / likewise / in addition)

😊「付加」は、情報を追加するときに使います。

🟨besides:「その上、さらに」
 例)He speaks English and French. Besides, he can speak Spanish.
   彼は英語とフランス語を話します。さらに、スペイン語も話せます。

🟨moreover / furthermore / in addition:「さらに、加えて」フォーマルな書き言葉。
 例)The product is cheap. Moreover, it’s eco-friendly.
   この製品は価格が安い。さらに加えて、環境にも優しい。

🟨likewise:「同様に」
 例)Tom is polite. Likewise, his sister is very kind.
   トムは礼儀正しい。同様に、彼の妹もとても親切だ。

このグループの表現を使うと、主張を補強しながら自然に情報を積み重ねることができます。

結果(accordingly / consequently / as a result)

😊「結果」は、前の内容の結果や影響を示します。

🟨accordingly:「それに応じて」
 例)She was promoted to manager. Accordingly, her responsibilities increased.
   彼女はマネージャーに昇進した。それに伴い、責任も増えた。

🟨consequently:「その結果として」
 例)He didn’t study for the exam; consequently, he failed.
   彼は試験勉強をしなかった。その結果、落ちてしまった。

🟨as a result:「その結果」
 例)It snowed heavily. As a result, the game was canceled.
   雪が激しく降った。その結果、試合は中止になった。

結果表現は、論理的な流れを明確にし、英文全体を引き締める効果があります。

その他(otherwise / in contrast / on the other hand / to sum up)

😊分類に当てはまらない便利表現も覚えておきましょう。

🟨otherwise:「そうでなければ」
 例)You must hurry; otherwise, you’ll miss the bus.
   急がなければなりません。さもないと、バスに乗り遅れてしまいますよ。

🟨in contrast / on the other hand:「対照的に」
 例)Japan is humid; in contrast, Egypt is very dry.
 日本は湿度が高いが、対照的にエジプトは非常に乾燥している。

🟨to sum up:「要するに、まとめると」
 例)To sum up, regular practice is the key to success.
   要するに、継続的な練習が成功への鍵となる。

エッセイやスピーチで論理を整理する際にも便利です。

まとめ:文脈を制御する力をつけよう

英語のつなぎ言葉は、単なる飾りではなく、文脈をコントロールする道具です。これを上手に使えるようになると、英文がスムーズに流れ、読んだ相手にも意図が明確に伝わります。

試験では文法問題や空欄補充で頻出しますが、実際の英会話やビジネスメールでも大活躍します。

日常的に英語を読むとき、「なぜこの接続詞が使われているのか」を意識してみましょう。そうすることで、英語の論理構造が自然に身につきます。

ぜひ今回紹介した表現を自分の英作文やスピーキングで実際に使ってみてください。
あなたの英語力は確実に一段上がるはずです。

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