みなさんご存じ、Google翻訳はGoogleが提供する無料の機械翻訳ツールです。
旅行、学習、ビジネス等幅広いシーンで使用され、Google翻訳自身も益々精度を高めており、有効なツールだと思います。
以下、Google翻訳とは・使い方・精度について紹介したいと思います。
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Google翻訳は使える!
飛躍的な翻訳精度の向上
2016年に導入されたニューラル機械翻訳(NMT)により、翻訳精度が大幅に向上して、文脈を考慮した翻訳が可能になり、以前のような不自然な翻訳が減少しています。
また、特にデータが多い言語ペア(例:英語と他言語)では、高い精度が期待できます。
豊富な対応言語数と手軽さ
現在(2022年5月時点の情報によると)、133言語をサポートしており、世界最大級の機械翻訳エンジンです。
無料で利用でき、ウェブサイトやスマートフォンアプリから誰でも手軽にアクセスできます。
多様な翻訳機能
Google翻訳の機能については以下のとおりです。
・テキスト入力: 通常の文字入力による翻訳。
・音声入力・会話モード: リアルタイムで会話を翻訳でき、通訳のように利用可能です。
・手書き入力: キーボード入力が難しい言語や文字も入力できます。
・カメラ翻訳(リアルタイム翻訳): スマートフォンのカメラを文字にかざすだけで、看板やメニューなどを瞬時に翻訳できます。旅行先などで非常に便利です。
・オフライン翻訳: 言語データをダウンロードしておけば、インターネット接続がない場所でも翻訳が可能です。
・ドキュメント翻訳・ウェブサイト翻訳: ファイルやURLを入力して、全体を翻訳できます。
これらの機能により、言語の壁を越えたコミュニケーションや情報収集を、迅速かつ手軽に行える点がGoogle翻訳の最大の魅力と言えます。
Google翻訳の使い方
Google翻訳の使い方について、主なものを紹介します。
テキスト翻訳
ステップ1:言語を選択
翻訳元(例:日本語)と翻訳先(例:英語)を選びます。
ステップ2:翻訳したい文章を入力
テキストボックスに日本語を入力すると、即座に英語訳が表示されます。
ステップ3:翻訳結果を活用
翻訳された英語はコピーしてメールやSNSに貼り付けたり、発音を聞いたりすることができます。
音声入力・読み上げ
マイクボタンを押すと音声入力ができ、翻訳結果をスピーカーで読み上げてもらうことも可能です。
特に発音練習や旅行先での会話補助に便利です。
カメラ・画像翻訳(スマホアプリ限定)
スマホのカメラをかざすだけで、看板やメニューなどの外国語を即座に翻訳。海外旅行では欠かせない機能です。
アプリ内でオフライン翻訳も設定できるので、ネット環境がない場所でも利用できます。
Google翻訳の精度は?
Google翻訳のことを調べると、「完璧ではありません。より正確な翻訳結果を得るためには、短くシンプルな文で入力する、主語と述語をはっきりさせましょう」とか解説が出てきます。
昔は出来上がった日本語訳がおかしかったり、もっと昔はぐちゃぐちゃだったと思うのですが、現在のGoogle翻訳は、結構精度が高いと思います。
なので、どの程度の精度かをご紹介します。
「短く明確な文章にする」について
「長文や複雑な構文は誤訳の原因になります。短く区切ることで、翻訳精度が向上します。」と一般的な解説がされますが、
例:
NG:「昨日の夜に友達と映画を見に行ったけど、途中で雨が降ってきた。」
OK:「昨日、友達と映画を見に行った。途中で雨が降った。」
→と説明されますが、どうやらある程度は繋げて書いても良さそうです。
以下、参考例をあげておきます。
NG:「昨日の夜に友達と映画を見に行ったけど、途中で雨が降ってきた。」
→「I went to the movies with a friend last night, but it started raining halfway through.」
OK:「昨日、友達と映画を見に行った。途中で雨が降った。」
→「Yesterday, I went to the movies with a friend. It started raining halfway through.」
といった感じで、ほとんど変わりありません。
「主語と述語を明確にする」について
日本語では主語を省略しがちですが、英語では主語が不可欠ですよね。
例:
NG:「京都に行きました。」
OK:「私は京都にきました。」
こちらも実際、Google翻訳を使用してみると、どちらも「I went to kyoto」と出てきます。
自然と主語を補ってくれています。
「彼は新幹線に乗りました。京都に行きました」と2つめの文章で主語が無くても、正しく補ってくれます。
また、日本語の文法問題として言われる、「象は鼻が長い」といった主語が2個ある文章も、「Elephants have long noses」とちゃんと翻訳してくれています。
次に、「何故読んだの?」も「読んだのは何故?」も「Why did you read it?」と翻訳されました。主語と述語を入れ替えても、同じ英文が出てきました。
「 専門用語や略語は避ける」について
「社名・地名・スラング・略語などは誤訳されやすい部分です。可能であれば正式名称や補足説明を加えましょう。」
ま、確かに間違えそうではありますよね。
「UN」とか「CEO」はさすがにそのまま「UN」「CEO」と訳されます。
あと、和製英語はどうでしょうか。
「私はサラリーマンです」は「I am an office worker 」と正しく翻訳されます。
「コンセントを使ってください」も「Please use the outlet」と表示されます。
「リストラにあいました」も「I was laid off」と置き換えてくれました!
結構、融通が利きますね。
ある程度は信用して使用しても良いのではないでしょうか。
英語学習にも活用できる
Google翻訳は、英語学習にも非常に役立ちます。以下のような使い方がおすすめです。
英語日記の添削
自分で書いた英語日記を日本語に翻訳してみて、意味が通じているか確認することで、表現力を高められます。
英語の文章を日本語に訳して理解
英語のニュース記事やブログを翻訳して読むことで、語彙力や読解力が向上します。
発音練習
翻訳結果の音声を聞きながら、発音の練習をすることでリスニング力も鍛えられます。
会話練習
Google翻訳の会話モードを使えば、英会話のシミュレーションも可能です。
まとめ
Google翻訳は、英語初心者からでも幅広く活用できる便利なツールだと思います。
正しい使い方と工夫次第で、英語学習にも大きな効果をもたらします。
Google翻訳をもっと積極的に活用してみてはいかがでしょうか。




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