英語の群前置詞とは?意味・使い方・例文をわかりやすく解説!

英文法

はじめに

英語学習を進める中で、「前置詞」は避けて通れない重要な文法項目です。

特に「群前置詞(compound prepositions)」は、2語以上の単語が組み合わさって、1つの前置詞と同じ働きをします。

この記事では、群前置詞の定義から使い方、よく使われる表現までをわかりやすく解説します。

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群前置詞とは?

群前置詞とは、

よく使われる群前置詞一覧

due to(〜が原因で)

The game was put off due to the heavy rain.
(激しい雨のため、試合は中止された。)

*「due」は「期限、~する予定だ、支払期限の来た」の意。

because of(〜が原因で)

I was late because of traffic.
(交通渋滞のせいで遅刻しました。)

*「due to」と同じ意味・用途です。

on account of(~の理由で)

The concert was canceled on account of the rain.
(雨のため、コンサートは中止された。)

*「on account of an accident(事故のために)」
*「account」は「説明、口座」の意。
*「account for」は「~の割合を占める」「~を説明する」の意

according to(〜によれば)

According to the news, it will snow today.
(ニュースによると、今日は雪が降るらしい。)

*「According to the rules(規則によると)」「According to my friend(私の友達によると)」
*「in accordance with」は「~に従って」の意。

in front of(〜の前に)

He parked in front of the store.
(彼は店の前に車を停めた。)

*「in front of me(私の前で)」
*反対語は「behind(~の後ろに)」

in addition to(~に加えて)

In addition to math, I study science.
(私は数学に加えて、科学も勉強しています。)

*「add」は「加える」、「addition」は「追加」

apart from(〜を除いて)

Apart from Tom, everyone attended.
(トム以外は全員出席した。)

*「except for」「aside from」もほぼ同じ意味です。

except for (~を除いて)

Everyone passed the exam except for Tom.
(トムを除いて、全員が試験に合格した。)

*「except for one person(一人を除いて)」「except for manager(管理職以外)」

prior to(~の前に)

Prior to the meeting, I reviewed the agenda.
(会議に先立ち、私は議題を確認した。)

*「prior to announcement of the program(プログラムの発表の前に)」

ahead of(~の前に/~より先に)

We arrived at the station ahead of schedule.
(私たちは予定より早く駅に到着しました。)

*「ahead of its release(リリースに先立ち)」

regardless of(〜にかかわらず)

Regardless of age, everone can apply.
(年齢に関係なく、誰でも応募できます。)

*「regardless of age or sex(年齢性別に関係なく)」「regardless of distance or time(距離や時間に関係なく)」

in spite of(~にもかかわらず)

In spite of the rain, the event continued.
(雨にもかかわらず、イベントは続けられた。)

*「in spite of his failure(失敗にもかかわらず)」「in spite of his age(年にもかかわらず)」

thanks to (~のおかげで)

Thanks to your help, we can succeeded.
(あなたの助けのおかげで、私たちは成功できました。)

*「thanks to the support of~(~に支えられ)」

next to(~の隣に)

She lives next to my house.
(彼女は私の家の隣に住んでいます。)

*「~の隣に」のほかに「ほどんど」の意味もあり、「next to impossible」は「ほとんど不可能」の意味になります。

along with(~と一緒に)

She went to the concert along with her friends.
(彼女は友達と一緒にコンサートに行きました。)

*「get along with 人」で「仲良くする、~とうまくやっていく」

for the purpose of(~を目的として)

The data was collected for the purpose of academic research.
(そのデータは学術研究を目的として収集されました。)

*「for the purpose of our security(セキュリティの目的で)」
*「purpose 」は「目的」の意。
*「purpose-built」で「特化された」の意。

学習のコツ

群前置詞を効率よく学ぶには、以下のポイントを意識しましょう。

例文とセットで覚える:意味だけでなく、使い方も理解しやすくなる。

よく使う表現から習得:日常会話や試験で頻出のものを優先。

前置詞の働きを理解する:名詞を導く役割を意識すると応用が効く。

音読・書き取りで定着:実際に使ってみることで記憶に残りやすい。

まとめ

群前置詞は、英語の文法の中でも実用性が高く、理解しておくと表現の幅が広がります。

2語以上で構成される前置詞に慣れることで、より自然な英語表現が可能になります。

ぜひ例文と一緒に覚えて、日常会話や試験対策に役立ててください!

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