はじめに
英語の文法には5つの基本文型がありますが、その中でも「第五文型(SVOC)」は、目的語に対して説明や変化を加える少し高度な文型です。
英語の表現力を高めるためには、この文型を理解して使いこなすことが重要です。
この記事では、第五文型の基本構造と特徴、よく使われる動詞、そして実際の例文を紹介しながら、初心者にもわかりやすく解説していきます。
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第五文型とは?|SVOCの基本構造と特徴
第五文型は「SVOC(Subject + Verb + Object + Complement)」の形で構成されます。
- S(主語):文の中心となる人や物
- V(動詞):主語の動作を表す
- O(目的語):動作の対象となる人や物
- C(補語):目的語を説明する語(名詞または形容詞)
この文型では、目的語(O)と補語(C)がイコールの関係になります。つまり、「目的語がどういう状態か」「何になったか」を補語が説明します。
【よく使われる動詞(第五文型に適した動詞)】 - make(〜を〜にする)
- call(〜を〜と呼ぶ)
- name(〜を〜と名付ける)
- find(〜が〜だとわかる)
- keep(〜を〜のままにしておく)
- consider(〜を〜とみなす)
- elect(〜を〜に選ぶ)
英語の第五文型の例文
以下に、第五文型の代表的な例文を紹介します。
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| They made him captain. | 彼らは彼をキャプテンにした。 |
| We call her Mary. | 私たちは彼女をメアリーと呼びます。 |
| I found the book interesting. | 私はその本が面白いと感じた。 |
| She kept the room clean. | 彼女は部屋をきれいに保った。 |
| They elected him president. | 彼らは彼を大統領に選んだ。 |
| I consider him a genius. | 私は彼を天才だと思う。 |
| We named the baby Emma. | 私たちは赤ちゃんをエマと名付けた。 |
| He painted the wall white. | 彼は壁を白く塗った。 |
| She made me happy. | 彼女は私を幸せにしてくれた。 |
| I found her asleep. | 私は彼女が眠っているのを見つけた。 |
| They kept the door open. | 彼らはドアを開けたままにしていた。 |
| We called the dog Lucky. | 私たちはその犬をラッキーと呼んだ。 |
| He made the story exciting. | 彼はその話を面白くした。 |
| I consider this important. | 私はこれを重要だと考える。 |
| She found the task easy. | 彼女はその作業が簡単だと感じた。 |
| They elected her chairperson. | 彼らは彼女を議長に選んだ。 |
| He kept himself busy. | 彼は自分を忙しくしていた。 |
| We made the decision final. | 私たちはその決定を最終的なものにした。 |
| I found the movie boring. | 私はその映画が退屈だと感じた。 |
| She called the experience unforgettable. | 彼女はその経験を忘れられないものと呼んだ。 |
まとめ|第五文型を使いこなすポイント
第五文型は、目的語に対して「状態」や「変化」を加えることで、より豊かな表現が可能になります。
使いこなすには、目的語と補語の関係を意識し、適切な動詞を選ぶことが大切です。
日常会話でも「She made me happy.」「We found it useful.」など、感情や評価を伝える場面でよく使われるため、例文を繰り返し練習して自然に使えるようにしていきましょう。


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