はじめに
英語学習の初期段階で必ず登場する「三単現(3単現)」。
これは英文法の基本中の基本でありながら、意外と間違えやすいポイントでもあります。
この記事では、三単現の意味やルール、sの付け方、そしてよくある間違いとその対策まで、わかりやすく解説します。
(この記事には広告リンクが含まれています)
三単現とは?
「三単現」とは「三人称・単数・現在形」の略です。
以下の3つの条件がそろったとき、動詞に「s」や「es」を付ける必要があります。
🔴三人称=話し手(I)と聞き手(you)以外の人・物・事
例:he, she, it, my dog, Ken
🔴単数:1人または1つ
例:Ken(1人)、the book(1冊)
🔴現在形:現在の習慣や事実を表す時制
例:He plays soccer every Sunday.
この3つがそろったとき、動詞に「s」や「es」をつけるのが三単現のルールです。
動詞への「s」の付け方
【一般動詞】
s をつける
play → plays
【s, sh, ch, x, o で終わる】
es をつける
go → goes, watch → watches, pass → passes, wash → washes, teach → teaches, fix → fixes, kiss → kisses
【子音 + y で終わる】
y → ies に変える
study → studies, carry → carries, worry → worries, hurry → hurries, cry → cries, marry → marries, reply → replies
三単現の文の作り方
▪️肯定文:He plays tennis.
▪️否定文:He does not play tennis.
▪️疑問文:Does he play tennis?
💡否定文・疑問文では「do/does」を使い、動詞は原形に戻ります。
よくある間違いと注意点
🟨主語が「I」「you」「we」「they」のときは三単現ではないので「s」は不要。
❌ I likes pizza.
⭕ I like pizza.
(I は一人称なので三単現ではない)
🟨否定文・疑問文で動詞に「s」をつけてはダメ。
❌ He doesn’t likes soccer.
⭕He doesn’t like soccer.
(助動詞 does を使うときは動詞は原形)
🟨「each」「neither」「every」「someone」なども単数扱いなので三単現になります。
✅ Each student has a textbook.
(生徒一人ひとりが教科書を持っている。)
✅ Neither of them is ready.
(彼らはどちらも準備ができていない。)
✅Every student needs a notebook.
(すべての生徒はノートが必要です。)
✅Someone is knocking at the door.
(誰かがドアをノックしています。)
他にも「anyone」などの不定代名詞も三単現になるので、合わせて覚えると便利です。
三単現を見分けるコツ
🔴主語が「he, she, it」や人名・物名で単数 → 三単現
🔴主語が「I, you, we, they」や複数 → 三単現ではない
🔴否定文・疑問文では「does」を使い、動詞は原形
練習問題
😊次の文を正しく書き換えましょう。
1.She go to school every day.
2.Does he plays soccer?
3.My parents lives in Tokyo.
【解答】
1.She goes to school every day.
2.Does he play soccer?
3.My parents live in Tokyo.
まとめ
三単現は英語の文法の基本ですが、主語の判断や動詞の変化、否定文・疑問文での扱いなど、注意すべきポイントが多くあります。
特に「does」の使い方と動詞の原形への戻し方は、よく間違えやすいのでしっかりと理解しておきましょう。
この記事を参考に、三単現のルールをマスターして、正確な英文を作れるようになりましょう!


コメント