はじめに
英語の文法の中でも「受動態」は、重要な項目です。
能動態との違いや使い方をしっかり理解することで、英語の表現力がぐっと広がります。
この記事では、受動態の意味から作り方、よく使われる例文をわかりやすく解説します。
(この記事には広告リンクが含まれています)
受動態とは?
受動態とは、「〜される」「〜された」というように、動作を受ける側が主語になる文の形です。
😊能動態:Tom cleans the room.(トムはその部屋を掃除します)
😊受動態:The room is cleaned by Tom.(その部屋はトムによって掃除されます)
*動作を受ける側=部屋
*能動態は「active voice」、受動態は「passive voice」といいます。
受動態の作り方
受動態は以下のように作ります。
受動態の作り方
通常の文(能動態)を受動態にするときは、be動詞 + 過去分詞の形に変えます。
🟨【例文1】
(能動態)He makes a cake.
彼はケーキを作ります。
(受動態)this cake is made by him.
そのケーキは彼によって作られた。
🟨【例文2】
(能動態)They cleaned the room.
彼らがその部屋を掃除しました。
(受動態)The room was cleaned by them.
その部屋は彼らによって掃除されました。
🔵目的語を取らない動詞 (自動詞)は受動態にできません。
❌ 間違い
He was arrived at the station.
✅ 正しい使い方
He arrived at the station.
「arrive」「sleep」「come」「go」などは自動詞で、受動態にはなりません。
時制ごとの受動態
🟨現在形
【受動態の形】is / are + 過去分詞
【例文】The window is cleaned every day.
【意味】その窓は毎日掃除されています。
🟨過去形
【受動態の形】was / were + 過去分詞
【例文】The window was cleaned yesterday.
【意味】その窓は昨日掃除されました。
🟨未来形
【受動態の形】will be + 過去分詞
【例文】The window will be cleaned tomorrow.
【意味】その窓は明日には掃除されるでしょう。
🟨現在進行形
【受動態の形】is / are being + 過去分詞
【例文】The window is being cleaned now.
【意味】その窓は今掃除されています。
「by~」はいつ使う?
🟠動作主(誰がやったか)を言いたいとき使います。
The book was written by J.K. Rowling.
この本はJ.K.ローリングによって書かれました。
🟠誰がやったかが重要でないときは、省略してOK。
The book was written in 1997.
この本は1997年に書かれた。
受動態を使う場面
受動態は、次のような場面でよく使われます。
🟢行為者が不明なとき
The wallet was stolen.
(財布が盗まれた)
🟢行為者が重要でないとき
The room is cleaned every day.
(部屋は毎日掃除されます)
🟢行為よりも結果を強調したいとき
The project was completed on time.
(プロジェクトは時間通りに完了した)
受動態の形を取る熟語
🔴be interested in ~:~に興味がある
I am interested in music.
🔴be surprised at ~:~に驚く
She was surprised at the news.
🔴be known to ~:~に知られている
He is known to everyone in the town.
🔴be covered with ~:~で覆われている
The mountain was covered with snow.
🔴be filled with ~:~で満たされている
The room was filled with smoke.
🔴be satisfied with ~:~に満足している
We are satisfied with the result.
🔴be disappointed at ~:~にがっかりする
I was disappointed at the test score.
🔴be excited about ~:~にわくわくしている
They were excited about the trip.
まとめ
受動態は「be動詞 + 過去分詞」で作られ、動作を受ける側を主語にする文です。
日常的な表現や説明文でよく使われるため、しっかりと理解しておくことが大切です。
例文をたくさん読んで、自分でも使ってみることで、自然に身につけていきましょう!

コメント