はじめに
医療現場では、患者に薬を処方し、正しく服用してもらうための説明が欠かせません。
特に外国人患者とのコミュニケーションでは、英語による処方・服薬の説明が求められる場面が増えています。
この記事では、処方・服薬に関する英語表現を「処方の基本」「服薬のタイミング」「副作用・注意事項」「薬の種類」の4つのカテゴリに分けて紹介します。
医師、薬剤師、看護師、医療通訳など、医療に関わる方にとって実践的な語彙力を高める内容です。
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処方に関する基本表現
- Prescription(処方箋)
例:I’ll give you a prescription for antibiotics.(抗生物質の処方箋を出します) - Prescribe medication(薬を処方する)
例:The doctor prescribed painkillers for your headache. - Over-the-counter (OTC) drugs(市販薬)
例:This medicine is available over the counter. - Generic drugs / brand-name drugs(ジェネリック薬/先発薬)
例:Generic drugs are more affordable and equally effective. - Refill a prescription(処方箋を再発行する)
例:You can refill this prescription once a month.
これらの表現は、薬の入手方法や処方の種類を説明する際に役立ちます。
服薬のタイミング・回数
服薬指導では、正しいタイミングと回数を伝えることが重要です。
- Take one tablet twice a day.
1日2回、1錠服用してください - Take it before meals / after meals.
食前/食後に服用してください - Take it on an empty stomach.
空腹時に服用してください - Take as directed.
指示通りに服用してください - Do not exceed the recommended dose.
推奨量を超えて服用しないでください
これらの表現は、患者の服薬ミスを防ぐために明確に伝える必要があります。
副作用・注意事項に関する表現
薬の安全な使用には、副作用や注意点の説明が不可欠です。
- This medication may cause drowsiness.
この薬は眠気を引き起こす可能性があります - Avoid driving or operating machinery.
運転や機械操作は避けてください - If you experience any side effects, contact your doctor.
副作用が出た場合は医師に連絡してください - Do not take this medication with alcohol.
この薬はアルコールと一緒に服用しないでください - Keep out of reach of children.
子どもの手の届かないところに保管してください
これらのフレーズは、患者の安全を守るための重要な情報です。
薬の形状・種類に関する表現
薬の形状や種類を説明することで、患者の理解を深めることができます。
- Tablet / capsule / syrup / ointment
(錠剤/カプセル/シロップ/軟膏) - Topical medication
(外用薬) - Oral medication
(経口薬) - Injection / IV drip
(注射/点滴) - Pain reliever / anti-inflammatory / antibiotic
(鎮痛剤/抗炎症薬/抗生物質)
これらの語彙は、薬の使い方や目的を説明する際に役立ちます。
まとめ
処方・服薬に関する英語表現は、医療現場での正確なコミュニケーションに欠かせません。
処方の種類、服薬のタイミング、副作用の注意点、薬の形状などを明確に伝えることで、患者の理解と安全を確保することができます。
今後は、これらの表現をロールプレイや実際の症例で練習し、現場で自然に使えるようにしていきましょう。






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